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夜、仕事から帰ってきたら、うちの玄関の前にハムスターが1匹、佇んでいた。
「…ありゃ。逃げちゃったかー」
実は2日前から、知り合いが大学の研究で使うハムスターを数匹、預かっていたのだ。明後日には引き取りに来る、と言っていたが、いくら愛玩用ではないと言っても、やはり逃がしてしまうのはまずいだろう。
「駄目だろー? ちゃんとケージん中入ってないとー」
ひょい、とハムスターを摘み上げた俺は、そのハムスターを無造作に上着のポケットに放り込み、玄関の鍵を開けた。
玄関に置いてあったケージは、朝見た時と特に変わった様子はない。中では、10匹程度のハムスターが、がさがさ音を立てながら右往左往していた。
―――扉を開けて出たのか。意外に賢いな、こいつら。
まあ、いい。ポケットの中の奴をケージの中に放り込み、俺はその一件を、完全に忘れた。
***
翌日は、土曜休みだった。
少々寝坊気味だった俺は、昼飯を食べがてら映画でも見てくるかな、と、11時頃、家を出た。
すると。
「―――あ…」
俺の部屋の前の廊下に、見覚えのある女が、うろうろしていた。
ふわふわした髪、清楚な色合いのワンピース、ナチュラルな色のミュール―――俺の部屋の隣の隣の隣の隣に住んでいる、通称“マドンナ”だ。
“マドンナ”という呼び名は、隣に住む佐藤がつけた名前だ。独身のひとり暮らしが大半を占めるこのアパートで、彼女は3人いる女性住人の中では一番美人で、一番可愛いから。杉本さん、という名前がちゃんとあるのだが、俺たち男連中の間では“マドンナ”の方が通りが良かった。
彼女は、何か探し物でもしているのか、非常に困った顔をして、しきりにキョロキョロと廊下じゅうを見回していた。俺が出てきたことにも気づいていない様子だ。
「あのー、どうかしましたか?」
なんとなくそう声をかけると、彼女はビックリしたように振り返り、俺の顔を見るなり、少し顔を赤らめた。出てきたことに気づかなかったことを恥じているらしい。
「あ…、石川さん。こんにちは」
「こんにちは。探し物ですか?」
「ええ」
彼女の眉が、困ったように寄せられる。
「実は、うちのハムスターが逃げてしまって」
「え、」
「昨日の夜から探し回ってるんですけど、まだ見つからないんです」
「……」
―――…やばい。
昨晩の出来事が、はっきりと思い浮かぶ。特に、俺の部屋の前にちょこんと佇んでいたあのハムスターの姿と、朝見た時となんら変化のなかったケージの様子が、まざまざと。
「…あのー…」
「はい?」
「俺んちにいる―――かも、しれないです。そのハムスター」
***
杉本さんと俺の間に、10匹のハムスターがひしめく大きなケージが、1つ。
俺の部屋に上がり込んだ杉本さんは、ケージの中のハムスターたちをじーっと見つめていた。
「石川さん、こんなにハムスター飼ってたんですね。引越しのご挨拶に伺った時は、そんな様子が全然なかったから、気づきませんでしたけど」
杉本さんが引っ越してきたのは、今から半年前だ。その時、律儀に同じ階の家1軒1軒に挨拶をして回った彼女は、俺の家の玄関にこんなものがなかったのを、ちゃんと覚えていたらしい。
「いや、これは俺が飼ってるんじゃないんですよ」
「え、違うんですか?」
「こいつらは、大学に勤めてる俺の友達から預けられたんです。なんでも、実験に使うとかで」
俺がそう説明したら、杉本さんの顔が一気に蒼褪めた。
「そ…っ、そんなっ! こんな可愛い動物を、実験に使うなんて! それに、実験に使うネズミって、普通、モルモットじゃないんですかっ!?」
「あ、いや、実験は実験でも、そういう実験じゃないらしいですよ」
「え?」
「ハムスターの生態を調べるために、研究室で飼うらしいです」
「…あ…そうなんですか」
やっぱり、投薬して効果を見たりするような実験を想像していたらしい。杉本さんは、半ばホッとしたように、半ば恥ずかしさを隠すように笑った。
「杉本さんは、いつから飼ってるんですか、ハムスター」
「まだ2ヶ月位なんです。実は、拾ったんですよ」
「拾った?」
「ええ。この春、散歩中にたまたま通りかかった川に、流されてたんです」
「……」
流されてた?
「ハムスターが?」
「小さな段ボール箱に入れられて、プカプカ浮いてたんです。慌てて落ちてた枯れ枝で岸に引き寄せたら、中に“この子を拾って下さい”ってメモが…」
―――なんて、ベタなシチュエーション…。
今時、そんな捨て方する奴、いるんだ。っていうか…よりによってハムスターをそんなしち面倒臭いやり方で捨てる奴がいるなんて。犬とか猫なら、まだ分かるけど。
「ロマンチックでしょう? 運命的な出会いだったんですよ」
そう言って杉本さんは、ニコニコと笑う。
…どうやら、嘘ではなさそうだ。
「…えー…とにかく。飼い主なら、顔、判別つきますよね」
「えっ」
「いや、ほら、俺は預かってるだけのハムスターだから、どれも同じにしか見えないんで」
俺がそう言うと、ギョッとしたように目を見開いた杉本さんは、座ったまま、ジリジリとケージににじり寄った。
顔をくっつけるような勢いで、ケージの中を凝視する。目の前では、俺の目には全部同じ柄、同じ顔、同じ位の大きさにしか見えない10匹のハムスターが、一時もじっとしていることなく、忙しなく動き回っている。
「……」
杉本さんは、更に眉を寄せ、より真剣に、彼らを睨んだ。
そして。
そのまま、5分経った。
「…どうですか」
あまりにも杉本さんが動かないので、痺れを切らして訊いてみた。
なおも、じーっとハムスターたちを凝視した杉本さんだったが―――大きなため息と共に上げられたその顔は、なんだか泣きそうな表情になっていた。
「―――ごめんなさい。私、飼い主失格です。全部同じにしか見えません」
「うーん、やっぱり」
だろうなぁ。色合いといい、太り具合といい、こいつら、恐ろしいほどに似てるもんなぁ。
俺の方だって、預かって3日じゃ、自分が預かった9匹を(今日初めて9匹だと分かった位だから)判別するなんて、絶対不可能だ。死なないように世話してただけで、しげしげとこいつらを眺めたことなんて、ほとんどなかったし。
「特殊な芸を仕込んでるとか、そういうの、ないですか」
駄目モトで訊いてみたが、案の定、杉本さんの答えはノーだった。
「そういうの、ペットを飼う立場として、許されないと思うんです。ペットは、あるがままの状態で飼わなくちゃ」
「…ごもっともです」
「実験用ハムスターは、何か特別な訓練とか受けてないんでしょうか」
「ないと思うけどなぁ…。特殊な訓練させたハムスターを、一般的ハムスターの生態を知るための実験に使う訳、ないと思うし」
「…おっしゃるとおりですね」
ううむ。困ったぞ。
どっちのハムスターにも、確実に「うちのハムスターです」と言えるような特徴が無い訳だ。外見的にも、内面的にも。餌の好みとかあるのかな、と期待もしたのだが、今、ケージの中にいる10匹は、俺の友達が俺に託していったハムスター専用フードを、実にうまそうに食っている。1匹だけそっぽを向いてるような素振りは、全く見られない。
「参ったなぁ…」
八方塞がり、という風に俺がため息混じりに呟くと、突如、何を思いついたのか、杉本さんがポンと手を打った。
「そうだ! あのっ、一度この子達を放してみませんか?」
「え?」
「私、日頃、ケージから出して手に乗せたりして遊んであげてるんです。もしかしたら、うちの子だけ私の手に乗ったりするかもしれません」
「…いや…それは…」
放しちゃったら、回収するのが大変なんじゃ…。
そう思った俺だったが、期待に目を輝かせる彼女に、そういう指摘をするだけの勇気を持ち合わせていなかった。
「―――じゃ、やってみますか」
そして。
それから、30分が経過した。
「…すみません」
「…い…いや…いいっすよ」
部屋中に散らばり、細かな家具の隙間にまで逃げ込んだ10匹のハムスターを回収し終えた俺は、肩で息をしながら、最後の1匹をケージの中に放り込んだ。
いくら暖かい季節とはいえ、まさか、この狭い自宅でここまで汗だくになることがあろうとは―――Tシャツの肩口で、頬に伝った汗を拭った俺は、ひたすら恐縮している杉本さんに、力ない笑みを返しておいた。
「結局、1匹も寄り付きませんでしたね。俺のとこにも、杉本さんとこにも」
「失礼だわ。あんなに可愛がって、お風呂にまで一緒に入ってるのにっ」
「風呂にまで入れてるんですか…溺愛だなぁ」
「あっ、そうだ! うちの子、お風呂に慣れてるから、水に入っても大丈夫なんです! 全員お風呂に入れてみれば…」
「…やめましょう。水浸しのハムスターの方が、散らばった時の被害が大きくなりますから」
「―――ですね」
しゅん、としょげ返る杉本さんだが、散らばるならまだしも、俺が預かった9匹が風呂で溺れる、という可能性は考えなかったのだろうか。まあ、何にせよ、諦めてくれて良かった。
「でも、こんだけ違いがないんなら、勘で1匹選んでもらった方が、手っ取り早いかもしれないなぁ」
なんだか、どれでも同じなんじゃないか、という気になってきて、思わずそう漏らした。
すると、うな垂れていた杉本さんは、唐突に顔を上げ、キッ、と俺を睨んだ。
「駄目ですっ。確かに、私を見分けることもできない薄情な子ですけど、うちの子はうちの子なんですっ。勘に頼って選んだりして、もし間違えてしまったら―――間違ってあの子が、実験に使われたりしたら…っ」
「や、でも、実験て言っても、観察実験だし」
「それでもですっ!」
「…おっしゃるとおりです」
犬しか飼ったことのない俺には、個体差のほとんどないハムスターじゃ、そこまでの愛情は湧かないなぁ、というのが本音だが…確かに、飼い主からすれば、いくら違いがなくても、他のハムスターで満足できるものではないのだろう。
うーん。ちょっと、本格的にまずい状態になってきたなぁ。昨日、何の気なしにケージに放り込んでしまったことが、激しく悔やまれる。
何かないか。杉本さんのハムスターだけ、見分ける方法。
何か、何か、何か―――ぐるぐると頭の中でそれを模索し続けた俺は、ふと、あるものに気づき、ハッと顔を上げた。
「そうだ、杉本さん」
「はい?」
「杉本さん、ハムスターに名前、つけてないんですか?」
俺の問いに、何故か杉本さんは、異常なまでに狼狽した顔になった。
「な、なななななななな名前、ですかっ?」
「…ええと。俺、何か変なこと、言いましたか」
「いえっ! いえ、何もっ! な、名前は―――ええ、ちゃんと、つけてます。しっかりと」
うろたえたまま、なかなか平静に戻らない杉本さんは、酷く挙動不審な様子で、引きつった笑顔を返し続けている。ペットに名前をつけることは、極普通のことだ。なのに…なんだってここまで、狼狽するんだろう?
まあ、とにかく。
「だったら、その名前を呼べば、杉本さんのハムスターだけ反応するんじゃないですか?」
「…えっ」
「実験用ハムスターは、名前つけてないって話だったから。何回か試してみて、同じのがちょっとでも反応示せば、それが杉本さんのハムスターなんじゃないかな、と。ちょっと、呼んでみてもらえませんか」
「……」
彼女の狼狽の度合いが、更に大きくなる。
視線は泳いでしまっているし、座っている姿勢もそわそわして落ち着かない。顔が赤く見えるのは気のせいなのかもしれないけど―――どう考えても、ちょっとおかしい。
「杉本さん?」
「は、はいっ」
「あの、大丈夫ですか」
「だっ、大丈夫、なんですけどっ」
「…もしかして、ものすごーく、口にするのも恥ずかしいような名前なんですか、お宅のハムスター」
「いえっ!」
一気に杉本さんの顔が、真っ赤になった。おお、凄い。首どころか、腕も伝って手まで真っ赤になってる。
「は、は、は、は、恥ずかしい名前だなんて、そんなっ! そんなこと、ないですっ! 全然っっ!!!」
「…いや、そこまで否定しなくてもいいんですけど」
―――もしかして、マドンナ、天然系?
ぶんぶん首を振るマドンナは、日頃、廊下で見かける清楚で落ち着いた大人のイメージとはかけ離れていて、かなりボケの入った、少女っぽい人に見える。まあ、それはそれで、可愛いのだけれど。ってゆーか、俺はこの方が好みだけど。
やっぱ、天然入ってるよなぁ…。でなきゃ、流れてるダンボールに入ってたハムスター、拾ったりしないだろ。そう思うと、なんだか必死に首振ってる杉本さんが、俺に苛められてるみたいで気の毒に思えてきた。
「あの、無理に呼ぶ必要、ないですよ。なんか別の手、考えましょう」
もう案は出尽くした感はあるけどさ。
「い、いえっ! 大丈夫です! 呼ばせていただきます!」
覚悟が決まったのか、もう引っ込みがつかなくなったのか、せっかく助け舟を出した俺をよそに、彼女はそう言って譲らなかった。
「…じゃあ、どうぞ」
「はいっ。じゃ、呼びますので―――あ、あの…できたら、耳塞いでてもらえませんか」
「は?」
耳を塞ぐ?
つまり、俺は聞くな、と?
「…分かりました」
そう言っておかないと、永遠に呼ばないまま終わりそうなので、俺は彼女にそう言い、両耳に人差し指を突っ込んだ。それを見て、彼女の顔が、ホッとしたように緩んだ。
「じゃ、呼びますから」
ケージを指差して、彼女がそう言う。
その声は、僅かながら、俺の耳にも聞えていた。そう―――指突っ込んだとはいえ、さほどぐいぐい押し込んでる訳でもないから、結構音が漏れてしまうのだ。
元々、完全に耳を塞ぐ気なんて全然ない。だって気になるじゃないか。こんなに頑なに聞かれるのを嫌がる、ハムスターの名前が。
俺が「どうぞ」という目つきで促すと、彼女はちょっと深呼吸をし、ケージの中を覗き込んだ。
そして、よく通る声で、名前を呼んだ。
「イシカワー」
―――…。
……はい????
「イシカワー。ユリちゃんよ。こっちいらっしゃい、イシカワ」
……ええと。
石川は、俺なんですけど。
ていうか、ペットのハムスターの名前が“石川”って、それ、なんか変じゃないっすか? 普通、苗字なんてつけないでしょ。
何かの間違いなんじゃないか、と呆気にとられて見ていたら、ケージの中で唯一、下に敷かれた紙の端っこをがじがじと齧っていた1匹が、彼女の声に反応して顔を上げた。
「イシカワっ!」
もう一度、彼女が呼ぶ。するとその1匹は、あっさり紙を捨てて、ケージをするする登ってきた。それを見て、彼女の表情も、ぱーっと晴れやかなものに変わった。
「きゃーっ! 凄いわ! ちゃんと名前を覚えててくれたのね、イシカワっ!!」
「ええええええっ! マジでそいつ、石川って名前なんすかっ!?」
思わず、叫ぶ。
その声に彼女は、文字通り跳び上がって驚き、目を大きく見開いて俺の方を向いた。
「いっ、石川さん! 聞いてたんですか!? 酷いっ!」
「いや、あの、その…聞こえちゃったんで―――そ、それより! 本当に、石川って名前なんですか!?」
「……」
彼女の顔が、また一気に真っ赤になる。
視線が、あちこちを彷徨う。それこそ、部屋の隅から隅まで。そして再び俺の顔に視線が戻ってきた時―――彼女は、今にも泣き出しそうな顔で、ばっ、と頭を下げたのだった。
「ご…っ、ごめんなさいっ! 石川さんの名前、勝手につけたりしてっ!」
「―――…」
俺は、俺の名前とハムスターの名前が同じだったのは、単なる偶然だと思っていたのだけれど。
どうやら彼女は、本当に俺の名前をつけたらしい。そのことを、真っ赤になったままひれ伏しているその態度が、はっきりと証明していた。
***
で、その後、どうなったかと言うと―――…。
「ごめんなさい。だって、引越しのご挨拶行った時から、ずっと石川さんのこと、いいなって思ってたから―――で、でも、アタックしようにも全然きっかけがなくて。そんな時、この子を拾っちゃったものだから、つい…」
「…だからって、何も苗字にしなくても…」
「…下の名前、表札に出てないじゃないですか」
という訳で、その後間もなく、俺と彼女は、めでたくカップルになった。
アパートで一番美人で可愛い彼女を、一番の美男子でもなんでもない俺が射止めてしまったことを、他の男性住人たちは嫉妬と羨望の眼差しで見るようになった。それはそれで、まあ、気分のいい事ではあるけれど。
ただ1つ。厄介なことがある。
彼女はいまだに、あのハムスターを“石川”と呼ぶのだ。
「イシカワー。はいはい、いい子ねー。ちゃんとこぼさず食べなさいね」
「こらっ、イシカワっ! 駄目じゃないの、そんなイタズラしちゃっ!」
「さあ、イシカワ。もう遊ぶのはやめましょうね。一緒にお風呂に入るわよー」
「なぁに? もうおねむさんなの? よしよし、ユリちゃんと一緒にねんねしましょーねー、イシカワ」
彼女の部屋にも遊びに行くようになった俺は、そういうのを耳にするたび、なんだか自分に言われているような気分になって、慌てたり、にやけたり、変な妄想に走ったりと…いろいろ、大変なのだ。
でも、彼女は、ハムスターの名前を変える気はないのだという。
「だって、私たちを引き合わせてくれた、ありがたいハムスターなんだもの、イシカワは。名前を変えたら、なんかご利益がなくなっちゃう気がしない?」
…はい。そうですね。
彼女は、ハムスターを“石川”と、俺を“コージ君”と呼ぶ。
隣の部屋の佐藤は、相当変な顔をして、そんな光景を見ていたけれど―――ま、いいや。そういう、ちょっとズレてるユリちゃんも、結構イケてると、俺は思うから。
100000番ゲットのdengoさんのリクエストにおこたえした1作です。
リクは「予想外・意外なものが当たった or 手に入ったことが元でハッピーエンドになっちゃったラブコメ」。意外なもの、が、ネズミ(ハムスター)です。
「鶴の恩返し」みたいに、「決して覗いてはいけませんよ」系を想像された方、ごめんなさい。ネズミは何もしてません。ただ、紙をがじがじ齧ったり、部屋中走り回っただけです(笑)
ラブコメっていうより、ただのコメディのような気もしますが…なんだかこのカップル、結構可愛くて好きかもしれません。
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