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私が永遠の夢を見つけたのは、中1の夏だった。
「えぇ、何お子様連れてきてんの、タクさん」
ジャズピアニストの叔父に連れられて、こっそり潜り込んだ、とあるジャズ・バーで。スタンドマイクの前に立った彼女の潔いまでのショートヘアの前髪には、鮮やかな紫色のメッシュが入っていた。
「俺の姪っ子なんだ。ちょっと、色々あってね。歌聴かせてやってよ、多恵ちゃん」
「タクさんの姪っ子? へぇ…似てないねぇ」
「血は繋がってないからね」
「おや。訳アリ?」
「ま、それなりに」
ふぅん、と相槌を打った彼女は、でも、それ以上何も訊かなかった。紫色の前髪を掻き上げると、マイクを離して私の方へと歩み寄った。
「おじょーちゃん、名前は?」
「…サヤ」
「サヤ? 綺麗な名前じゃん。いいなぁ。そういうカッコイイ名前に生まれたかったよなぁ」
そういう彼女は、自分の方は名乗らなかった。
ただ、「じゃあ、サヤちゃんのために、1曲」とだけ言って、叔父やバンド仲間に合図を送って、再びマイクを握った。
流れてきたのは、ジャズの名曲、“サマー・タイム”。
叔父のピアノに合わせて歌い上げる彼女の声は、少しハスキーで、物悲しくて、驚くほど心に響いた。
気づいたら、涙が溢れていた。
どんなに苦しくても流せなかった涙を、彼女の歌声が呼び起こしてくれた。
あの日から―――私はずっと、永遠の夢を、追いかけている。
***
―――本日も、連絡ナシ。
…また、コケたかな。まあ、慣れたけど。
もう何度目だろう。自分でも呆れる。諦めないにもほどがある、って言うか、身の程知らずもいい加減にしろよ、って言うか。殴られても殴られても立ち上がる、まるで“あしたのジョー”みたいな、この根性。他に生かしたら、きっともっと大成するんだろうなぁ…。
でも。
諦められないし。
「仕方ないよなー…」
点灯したままの留守番電話のランプを消し、ベッドに倒れこむ。
…うん。仕方ないよ。
あの日から。私は、その夢だけを、ずっと追いかけてきたんだから。
***
「
学食でオムライスを食べてたら、軽薄な声が私の名前を呼んだ。
振り向くと、案の定、今日もギター抱えた航太郎の姿。愛しの彼女・シマリスちゃんの姿は見えない。喧嘩でもしたのかな。
「シマリス嬢、どうしたの」
「ん? 風邪ひいて休み。…ってゆか、その“シマリス”っての、やめてよ。嶋崎って立派な名前があるのにさ」
「だって、似てんじゃない」
“ぼのぼの”に出てくる、シマリスにさ。
それには、航太郎も異論がないらしい。「まーねぇ」と不服そうに言う位なら、苦情を訴えるのを最初からやめとけばいいのに。
「まま、彼女のことは、こっちに置いといて―――どうだった? 連絡来た?」
ガタガタと向かいの席に座った航太郎は、一番口にして欲しくない質問をいきなりぶつけてきた。つい、オムライスを掬うスプーンが止まる。
「…なかったよ」
「…そっかぁ…。なんでだろうなぁ。咲夜ちゃんの歌、めちゃめちゃ上手いのに」
レコード会社にデモテープを送りつけること、覚えているだけでも5回。本当はもっと多い。でも――― 一度だって連絡は来たことがない。
「素人のジャズ・シンガーに賭けるほど、今の時代、ジャズは流行っちゃいないってことじゃない」
「まあ、そうだよなぁ。僕だってジャズなんて、咲夜ちゃんの影響がなけりゃ、一切聴かなかったと思うし」
「…もうちょい慰めるようなこと、言えないかな」
「ゴメンネ、正直で」
ムカついたので、オムライスに添えてあったパセリを指で弾いて、航太郎の方に飛ばしてやった。
「性格キツう…。モテないよ、咲夜ちゃん」
「モテなくていいよ」
「ストリート・ライブで客の足止めるには、モテる要素も結構重要なんじゃない?」
それを言われると、ちょっと、弱い。男にモテなくてもいいけど、道行く人の足を止めたいのは、間違いなく本心だから。
「…歌声で止めてみせるから、いい」
「んじゃ、今度はいつやる?」
「また週末に」
「おっけー。今日って軽音来る?」
「…いや、今日はやめとく。部長に言っといて」
「そか」
歌いたい。けど、歌う気になれない。そんな気分。
ちょっと、疲れ始めているのかもしれない―――諦める気はなくても、こうやって疲れる時は、時々ある。
…喫茶店、行こうかな。
オムライスを口に運びながら、なんとなく、そう思った。
***
「おや、咲夜ちゃん、珍しいね」
「こんちは、マスター」
久々に訪れた大学傍の喫茶店には、私以外客がいなかった。午後の講義の最中だから、この店のピークにはまだ早いんだろう。
「サントスね」
いつもの定番を注文したら、了解、という代わりに水の入ったグラスをカウンターに置いてくれた。5月の日差しは、結構厳しい。冷たい水を飲むと、ほてった体がクールダウンされてく気がした。
コーヒーを待つ間、午前の講義で出された課題を鞄から出して眺めていたら、マスターがそれに目をとめて、くすっと笑った。
「真面目に通ってるみたいだね、大学も」
「うん。チチオヤが出した条件だからね」
一人暮らしを許す代わりに、普通の大学に進学すること―――私が自由を得るために出された条件。本当なら大学なんて行く気なかったけど、承諾するしかなかった。あの家には、もういたくない。我慢の限界だったから。
「英語科だったね、確か」
「そう。英語の歌を歌うには、英語の発音にも気を配りたいじゃない? だから、これもいいブルースを歌うためだ、って思って、真面目にやるようにしてる」
「そりゃいいことだ。…はい、ご注文のサントス」
「ありがとー」
カタン、と置かれるコーヒーカップを手元に引き寄せ、ブラックのまま口に運ぶ。
相変わらず、この店のコーヒーはもの凄くおいしい。マスターが温かい人だからだろうか、喉を通っていく感じが、他の店のそれよりまったりしてて、ほど良い温度を保っている気がする。
この喫茶店に通いだしたのは、大学に入って間もない頃だった。
年齢不詳なマスターが、1人できりもりしている、小さな喫茶店。たまたま飲んだブラジルサントスがたまらなくおいしくて、私はつい、この気のいいマスターにいろんな事を話して聞かせてしまった。
家のこと、歌のこと、学校のこと―――でも、実は、まだ話していないことがたった1つだけある。
「…あのさ、マスター」
「はい?」
「マスターって、年いくつ?」
不躾な質問に、マスターは目を丸くし、続いて、うーん、と唸ってしまった。
「その質問は、全部のお客さんにノーコメントで通してるからねぇ」
「いいじゃん、ここだけの話で、教えてよ。30? 35? まだ40にはなってないよね」
「…いい線、とだけ言っておこうかな」
「ふーん…やっぱり、30代半ばってとこか」
「僕の年が、どうかしたのかい?」
「うん。あのさ―――たとえばの話。年下の女の子と恋愛するとして、マスターなら、何歳までがストライクゾーン?」
マスターの手から、コーヒーサーバーが落ちかけた。
「―――…は!?」
「私くらいの年齢だと、やっぱ、下過ぎるかな」
「い、いや…その、年齢がどうこう、って問題じゃあないんじゃない? それより…どうしたの、咲夜ちゃん」
「好きな奴がいるんだ」
まだ、誰にも言ってない秘密。
誰にも言ってないけど、もう長いこと秘めてきた、秘密。
「ずっと前からさ。好きで好きで仕方ない奴が、いるんだ。でも、そいつの気持ちが分からないから…どうすればいいか分からない」
「…それと、僕の年齢に、何の関係が?」
「―――相手、15年上なんだ」
「……」
「ちょうど、マスター位の年齢。本人に訊けないから、マスターに意見を聞きたかっただけ」
「…もしかして、咲夜ちゃんがジャズ・シンガー目指してるのは、その人が原因かい?」
何かを感じたのか、マスターが、少し探るような目で見る。
でも…その質問には、答えたくない。ジャズ・シンガーになる、っていう夢は、そんな単純な言葉では語れない。上手く説明つかないんだ、自分でも。
半分は、マスターの言う通り。もう半分は―――あいつのことなんて、どうでも良くて。
ただ―――あの日聴いた“サマー・タイム”。
私に涙をくれた、あの歌声。あんな風に、私も誰かを泣かせてみたいだけ。
生きてる証として、歌を歌いたい―――歌うことで、私という存在を、この世に刻み付けたい。エゴかもしれないけど…そんな、切なる願いが、あの時私の中に生まれた。
「…そんなことより、マスターなら、どう? 15歳年下って、あり得ない?」
答えを誤魔化して、改めてそう訊ねる。
するとマスターは、少し眉を寄せて考え込み、それから困ったような笑みを浮かべた。
「いやー、想像つかないな。けど、世間一般では、あってもおかしくない話だよね」
「そうかな」
「好きになるのは、年齢じゃないだろう? たまたま好きになった人が、随分と年の違う人だった―――それだけのことだからね」
「……」
そういう風に―――あいつも、思うかな。
…思う訳、ないよね。
再び、口に運んだサントスは、さっきより苦く感じた。
***
合鍵をガチャリと開けると、部屋の中は真っ暗だった。
まだ、午後10時―――こんな時間に、この部屋の主が帰って来ていることなんて、年に何日もない。電気を点けてみたけど、案の定、寝室にもリビングにも、その姿はなかった。
防音設備が整ってるから、好きな時に来て歌ってていいよ、と合鍵はもらっているけど―――私がここに歌いに来ることなんて、ここ数年、ほとんどない。来るのは、寂しさに耐えられなくなった時だけだ。
それでも…なんか、今日は、ちょっと歌いたい気分。
リビングの端に置かれた、磨きぬかれたアップライトピアノに歩み寄り、その蓋を開ける。
使いこまれた鍵盤は、それでも手入れが行き届いているから、キーの1つ1つが照明を反射して輝いて見える。マメな奴…と口の中で呟いて、白鍵を人差し指で叩いた。
ポーン…。
これは、ソ。
続いて、ミの半音下の黒鍵。ソ、ファ、ミのフラット、ファ、ソ、ミのフラット、ド―――1オクターブ下の、ソ。
“サマー・タイム”のメロディラインを、教えられたとおり、辿ってみる。歌い始める前、必ずやる儀式だ。
この儀式は、私という楽器の調律だと思っている。私を目覚めさせた歌だから…歌い始める前、この音で、一度自分の声をリセットする。
耳に蘇るのは、あいつのピアノの音。
無骨な指が、まるで魔法みたいに、鍵盤の上を踊る。それを驚きの眼差しで見つめた時の、あの音。
体いっぱい、空気を吸い込む。
体の奥底から、魂をぶつけるつもりで―――声を。
「アーーーー」
最初に出した、ソの高さで、長く長く声を上げる。
“Summertime , and the livin' is easy …Fish are jumpin' and the cotton is fine…”
いつもより、ちょっとゆっくりめのテンポで、“サマー・タイム”を歌い上げる。あいつのピアノもなく、航太郎のギターもなく、たった1人で。
歌うと、忘れられる。
家の中に置き去りにしてきた、たくさんの嫌なこと。チチオヤのこと。ハハオヤのこと。イモウトのこと。オトウトのこと。
そして―――血の繋がらない、叔父のこと。
入り組んだ家族関係の中で、ただ1人、その人だけが、私の心のオアシスだった。あいつのピアノを聴いてると、ささくれて波立った心が、ゆっくり、ゆっくり、凪いでいくのを感じてた。
時折くゆらす外国製の煙草の香りも、好きだった。
気まぐれに聴かせてくれる、ピアノほど上手くはない歌も、口では貶してたけど、好きだった。
そして、あの歌声を、私は見つけた。
あいつのピアノに合わせて、私の心の中に深く深くしみこんできた、ハスキー・ボイス―――私に、歌うことを教えてくれた、奇跡の声を。
ふいに、パチパチ、という拍手の音が、広いリビングに響いた。
びっくりして振り向いたら、そこに、いつの間に帰ってきたのか、この部屋の主が立っていた。ステージ帰りなのか、少し疲れた顔をして。
「や…やだな、拓海、いつの間に帰ってきてたの」
「たった今」
くすっと笑った拓海は、鍵をテーブルの上に置いて、こちらに歩いてきた。…自然と、こちらの足が、1歩後ろに下がる。
「いや、久々にフルコーラス聴いたなぁ、咲夜の“サマー・タイム”。上達したじゃない」
「…まだ、あの人ほどじゃないよ」
「ああ、多恵ちゃん? そりゃ、多恵ちゃんと咲夜じゃ、声の質が全然別物だからね。それぞれの良さがあるんだから、何も多恵ちゃんの真似する必要はないよ」
―――けど、拓海のピアノには、あの人の声の方が、似合ってた。
咲夜の声は、綺麗すぎる…ずっと前、そう言われた。ブルースを歌うには、透明すぎるって。
拓海が得意なのは、ブルースだ。拓海のピアノに合わせて歌うなら…パンチの効いた、泥臭いブルースがいい。
私の前を通り過ぎて、拓海は、ピアノの前に座った。その時、ふわりと、香水のような香りが漂う。
思わず、眉を顰めた。
「…拓海、また、違う香水の匂いがする」
「え?」
「また、女、変えたの?」
胸に突き刺さるような言葉を、なんでもないフリして、口にする。
振り返って、私を仰ぎ見た拓海は、軽く眉を上げた後、余裕の笑みを見せた。
「女の子なら、誰でも好きだよ、俺は」
「…あっそ」
「ついでに言うなら、咲夜が言うような“女”は、特にいないしね。さて―――何がいい? 上手く歌えたご褒美に、1曲プレゼントしてやろう」
―――面白くない。
あんたは、私をどれだけ傷つけてるか、全然気づいてない。
だから、こんな時、意地悪をしたくなる。
「―――“ラウンド・ミッドナイト”」
「そりゃあピアノじゃないよ」
「だったら、“ラプソディー・イン・ブルー”」
「…それはジャズじゃないよ」
困ったような笑い方をした拓海は、勝手に曲を決めてしまったようだ。私が、まともなリクエストをし直すより早く、ピアノに向かってしまった。
流れてきたのは、“リカド・ボサノヴァ”―――悔しいことに、私がリクエストしようと思ってた曲だ。
腹が立つほどに、上手い。当たり前だ。拓海は、私みたいな素人ジャズ・シンガーとは違う。有名な歌手のバックで弾くこともあるし、ジャズ曲集のCDでピアノを担当したりする、正真正銘、プロのピアニストなんだから。
「…デモ・テープ。また、返事がなかった」
ピアノの傍らに立って、ボサノバのリズムを無意識のうちに刻みながら、ポツリと漏らす。
すると拓海は、ピアノを弾く指を止めることなく、苦笑のような笑みを口元に浮かべた。
「うちのレーベルは難しいよ、って言っただろう? 今時、咲夜の年齢でジャズ歌手からデビューする奴なんていないよ。歌手になりたいんなら、ロックかJポップでチャレンジすれば?」
「…それじゃ、意味ないじゃん」
拓海のピアノで歌いたいから、拓海と契約してるレーベルに受かることだけを目標にしてるって言うのに。
でも、そんな本音、絶対言ってやらない。
言えば、あんたは絶対、私を突っぱねる。もうこうして、ピアノを聴かせてくれることも、合鍵を託してくれることもなくなるだろう。それが分かるから―――絶対に、言ってやらない。
それとも、拓海。
もしも本当のことを言ったら―――励ましてくれる?
大丈夫、咲夜の実力があれば、いつかは認めてもらえるよ―――そんな、歯の浮くような励ましを、私にくれる?
そんな、嘘くさい慰めでも―――拓海にもらえれば、夢に、届くことができるんだろうか。
***
航太郎のギターが、ちょっと切ない音を奏でる。
私の歌うブルースに、ギターはあんまり似合わない気がする。けど、路上にピアノを持ち出す訳にはいかないし、サックスやトランペットの音は通行の邪魔になりそうだ。それに、こんなバカに付き合ってくれる物好きなんて、航太郎くらいのもんだ。
「咲夜ちゃん、準備おっけー?」
ソ、ミ、ソ―――…。
頭の中で、拓海のピアノの音を蘇らせる。調律の瞬間―――私は、歌を奏でる、楽器になる。
「…おっけー」
低く、合図する。
すると間もなく、“サマー・タイム”の前奏が聴こえてきた。
路上ライブは数あれど、ジャズのスタンダード・ナンバーを、しかもギター伴奏で歌ってる奴なんて、私達しかいない。
ジャズは、あまりウケが良くないらしく、足を止めてくれる客は極端に少ない。たまに熱心に聴いてる人がいるな、と思ったら、実はジャズ愛好歴30年のおじさんだったりする。私と同世代の子なんて、まず足を止めない。流行らないのかな、なんて、ちょっと落ち込む。
でも、私は、ジャズ以外歌えない。
私を歌わせているのは、あの日聴いた、拓海のピアノと、彼女の歌声―――切ない色をした、ブルースだから。
せいいっぱいの声で、“サマー・タイム”を歌い上げると、遠巻きに立ち止まってくれていた通行人から、パラパラと拍手が起こった。
「ありがとうございまーす」
ぺこっ、と頭を下げた私は、顔を上げた時、視線を感じて、そちらに目を向けた。
そこにいたのは―――女の子だった。
まだ、小学校低学年かな。母親の手を握って、ちょこんと立っている。
女の子の目は、キラキラと輝いていた。
とっても素敵な宝物を見つけた時みたいに―――私の方を見て、感動を顕わにして、目を輝かせていた。
言葉には出さなくても、私は彼女から、想いを受け取った。
“お姉ちゃん、お歌、上手だね”―――そんな言葉を、その子のキラキラした目から、受け取れた。
「―――…」
…うん。大丈夫。
たとえ何回、デモテープが没を食らっても。
たとえ何回、拓海から諦めろって言われても。
こんな目をしてくれる人が、この世にたった1人でも、いてくれるのならば―――私は、歌える。夢と、憧れと、想いの全てを、この声に乗せて。
「…お嬢ちゃん、お名前は?」
少し膝を屈めて、女の子に問いかける。
顔を赤くした女の子は、はにかんだ様子で「ユキ」と答えた。
「じゃあ、次は、ユキちゃんのために1曲―――…」
そう言った私は、航太郎の伴奏もないままに、歌い出した。“ありがとう”―――彼女へのその想いだけを、この声に乗せて。
160000番ゲットの月見猫さんのリクエストにおこたえした1作です。
リクは「夢を持っているけど、それがどうしても叶わなくて失望しても失望しても諦めずにまた立ち上がる人」。「songbird」とは「歌姫」という意味の英単語です。
…うーん。どうしよう。ここで言っちゃっていいのかどうか分からないけど、この話、まだ書いてない連載の、番外編でもあったりします。ついでに、「そら」の番外編でもあるし。
だから、中途半端な印象かも。咲夜がどんな問題を家に抱えているのかも、拓海とどういう関係なのかも、いまいち曖昧だし。まだ書けないこと多すぎますね。
いずれ―――2005年冬あたりかな―――この話のこと思い出して「あっ!!!!」と叫ぶ日が来ると思います。お楽しみに。
関係ある作品:「そら」まで何マイル(Presents外)
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